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ジャン・バティスト・ジョゼフ・Fu-!!リエ


プロフィール

おかず丸

Author:おかず丸

どうも、おかず丸と申します。はじめましてになるのでしょうか?この名前は勿論本名でございます。疑いの余地はございません。小学校、中学校の時はこの名前のせいで、愚民どもに少なからずいじめられ、両親に向かってなんて名前をつけたんだと、罵ったこともございましたが、今はこの名前を気に入っています。

って、誰が本名おかず丸やねん。



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更年期探偵 マサコ3
この物語はフィクションです。事実、実在上の団体、おかんとは関係ありません。しかも昔書いたリメイクです。

マサコ「犯人は、真寺さん。貴方です。」

マサコは1人の男性を指差して、自信気に言い下した。今回は、前回の経験を生かして、人差し指が曲がっていることも考慮して。



マサコが今回目を付けた先は、無人島だった。自給自足…その言葉がマサコをインスパイアし、その言葉を聞くだけでマサコの頬は湯上り卵肌。意気揚々とオオマエさんを誘うも、「ナタデココのない生活なんて無理。考えられない」と江戸の激昂サムライのようにバッサリ切り捨てられてしまった為今回は1人、“無人島7泊8日ツアー”に参加したのであった。

ここでもまた、マサコは殺人に出くわしたのであった。しかも今回は1人ではない、連続殺人である。1人、また1人姿を消してゆき、1人、また1人腹を抱えたまま冷たくなるガイシャが発見された。

マサコは、自分の今までの記憶を洗い出し、自分が犯人ではないと確認すると、その強い使命感(好奇心)から、推理に乗り出した。しかし、ここは無人島。GPS携帯を持つような敏腕キャリアもいないため、日程が終わるまで船はきそうもない。もし、犯人がわかったとしても、その時点で言うべきなのか。そのまま警察が連れて行くわけでもない。マサコがそう悩んでいるうちにも、腹を抱えたまま冷たくなるガイシャは増えていくのだった。



真寺「…なにを言っているんですか。何故私なのか、その理由を教えて頂きましょう。」

男が重い口を開いた。それに対して、マサコはこう切りかえした。

マサコ「だって、この島にはもう私と貴方しかいないでしょう。」

そう、マサコが言うべきか否か悩んでいるうちに、ツアー客はもうマサコと真寺を除き、全員がお腹を抱えて冷たくなっていたのだ。

真寺「…さすが、名探偵だ。皆、僕のこのホクロから出ている毛を見て笑ったんだ。僕はそれが嫌で、切り落としたかったんだが、如何せんここは無人島だ。ハサミやかみそりなんてありゃしない。それで、ついカッとなって…頭突きをしたんだ。そしたら、皆あっけないくらい腹を抱えて冷たくなって。よく考えたら、僕は昔、サッカーをやっていたんですよ。ヘディングが得意でね。こんなことしたら、レッドカードですね。」


マサコ「成る程、真寺ッツィってわけですね。」

真寺「ははは、あれはジダンがしたんですよ。」


明かりもない夜空の元、二人の笑い声が鳴り響いた。この笑い声が消える頃、私も頭突きされて冷たくなり、真寺さんは神様から退場をくらって本当の無人島になる。そんな考えがマサコの頭をよぎった。
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更年期探偵 マサコ2
注意:この物語はフィクションです。実在上の団体、人物、母親とは一切関係ありません。

マサコは、PTAつながりのオオマエさんと連休を利用して、とある山荘に来ていた。次の日の早朝、山頂から初日の出を見るプランだったのだが、不幸にも、殺人事件と遭遇してしまったのだった。

山荘は山の8合目。そのマサコとオオマエさんを含めた7人以外には黒は考えられない。そう考えたマサコは、自分の記憶を丁寧に洗い出し、自分が犯人ではないと強く再確認すると、強い使命感からか、はたまた強い好奇心からか、警察の調査にずかずかと土足で踏み込んだ。「ちょっとあんた、首突っ込みすぎやで!」というオオマエさんの足元にも、アシックスの登山靴が足跡を残していた。

「ええやん、ええやん」「誰にもいわへんから」と警察から盗み聞いた情報と、持ち前の推理力を合わせ、マサコは地元警察を出し抜き、なぞを全て明るみにした。マサコはオオマエさんを使って、ツアー客と警察を全員一つの部屋に集めさせた。



マサコは殺人に使ったトリックを全て細かに皆の前で説明した。オオマエさんはおろか、警察、その他のツアー客も彼女の推理力に驚きを隠せなかった。説明しながら、マサコは皆のリアクションを、食わず嫌い選手権のように丁寧に観察していった。自分が考えていた人に、間違いない。そう確信したマサコは、1人の人を指差して、こう言った。


マサコ「犯人は、あなたです。」

あるものを除いた全員がどよめいた。その1人とは勿論、マサコの左手人差し指の延長上にいたものであった。


犯人「よくわかりましたね。」

マサコ「え!?あ、うん、まあまあね。」

犯人「どうして僕だってわかったんですか?」

マサコ「ん、ああ、それはあれやん、君しかおらんやん」

犯人「なるほど、名探偵の前では、何もかもお見通しってわけだ。僕は、彼女を僕から奪い取ってなお、へらへら僕につるんでくるあいつが許せなかったんですよ。」

マサコ「やっぱ、そんな感じやとは思ってたけどね、そうやろなとは」

犯人「動機までお見通しだなんて。僕の一番の失敗は、どうやら貴方がいたことだったようだ。でも、よく考えてみると、貴方がいなければ僕は一生罪悪感を抱いたまま生きていくところだった。ありがとうございました、更年期探偵さん」


そういうと犯人は、自ら両手を警察に突き出し、そこには銀色の拘束がかけられた。途端けたたましいサイレンが鳴り響き、皆それが見えなくなるのを見送った。それを見届けながらマサコが発した、

マサコ「あの人やったんや…」

という言葉を、オオマエさんは聞き逃さなかった。


マサコの左手人差し指は、猫のトイレのためにカッターで新聞紙を切っていたとき切断したのをきっかけに、少し内側に曲がっていた。

更年期探偵 マサコ
昨晩、実家から下宿に舞い戻り、GWを自らの手で終止符を打った。

とまぁまぁ、仰々しく言ってみたわけだが、実家に帰ったところでほとんど地元の友達と遊ぶということはなかった。そりゃだって、地元の友達は地元の友達同士で予定を作って遊びますもの。僕のような飛び入り参加に、付け入る隙は小麦粉ほどもないわけで。

というわけで、十中八九の存在確率で実家にいたわけだが、帰ってきた二日目母がリクエストに答えてすきやきを作ってくれた。食べている途中、真っ白の表紙の本が目に入り、手にとって見ると、(表紙が真っ白だったのは単にカバーを裏返しにつけていた)、探偵のハウツー物だった。母親が1人の時間が暇すぎて、大体の本を読み漁り、ついにこの手の本に手を出してしまったのだろうと思っていると、母が口を開いた。


「私、探偵になろうと思って」


母は色々なことに興味を持つ性質が以前からあった。食生活だって、あるある大辞典をバイブルに実行しているし、よく日曜日には独りで山登りに行っていた。またユニクロでバイトしたこともあったし、うどんだって打つことができる。

確かに物心ついたときから母はそつなく、またいろいろな感が鋭いと感じる節はあった。母には直接言わなくても、母はいつも僕に彼女がいることを感じ取っていたし、またその裏づけをするように姉を使って僕に探りを入れていた。ただ、それを職業とするのは、息子として反対するべきではないかと正直思った。母がもしそうなって、やばい依頼に首を突っ込んで殉職することは避けたいし、もっと言えば、母の口から「探偵って、本とかマンガ、ドラマのように大きな依頼ってのはほんとに極稀で、ほとんどが地味なものなのよね」という言葉を耳にしたくない。

そんな時、付け足すように母が言った。

「友達に誘われてんねん」

なるほど、本物の探偵が母に指導してくれるのなら安心だと、母に「へぇ~その人は本職が探偵なんや?」と聞くと、母は、

「ううん、その人も素人」


見た目は大人で、おつむは子供だな。